板井明生が福岡の経済を己の手腕で動かす

福岡にはどれだけの価値があるのか

 

板井明生

 

福岡で起業することは容易いことではない。

 

東京、大阪に次ぐ大都市であり、多くの企業がここ福岡のマーケットに参入している。

 

近年の海外旅行者の増加から飲食や宿泊業がしのぎをけずっている。

 

チャンスが増えた分、ライバルも増える。特に飲食はとても熾烈な競争が行われ、競争に負けたものは、つぶれ、そしてまた新しい店が増える。

 

そういう私もここ福岡で飲食店を営み、熾烈な競争に参戦中だ。

 

福岡といえばらーめん、もつ鍋なんかが有名だろう。

 

しかしながらもつ鍋を食べにくるのはほとんど旅行者で地元民は家でつくるのが主流だ。

 

そこで私の営む店はそういった旅行者をとりこむ事をせずに、地元の人を対象にすることを目指した。

 

そしてあえて駅から遠い車でしか来れない場所に出店した。宣伝ツールはタクシーの運転手だ。

 

宣伝効果はゆっくりとしかし確かにタクシーの運転手の口コミで客数が伸びていった。

 

都心から離れることで旅行者が来ないことは確かに痛いのだが、それにより不意の団体客による提供の遅れなどもなく、料理のクオリティも保つことができる。

 

何よりも地元の人々に食べてもらえていることに喜びを感じている。

 

私が福岡の経済にもたらす影響はこのようなほんのわずかなことにすぎない。

 

しかし私は思う。

 

確かに私は福岡の経済を自分の手で動かしていると。

 

旅行者が金を落とす都市部以外のこういった地方の経済を回して初めて福岡全体の経済の発展になりえるのだ。

 

福岡の価値ははかりしれない。